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主に日記

「テセウスの船」を一気読みした

きっかけ

www.tbs.co.jp

元々BackspaceFMで紹介されていたので興味はあって、今季のドラマを妻が見ていたので一緒に見ていた。タイムリープものと聞いていたので、僕のいない街のパクリのような先入観があったのだが全然違って面白かった。
ただ、一話目に若干の違和感を感じていたのが2話、3話と見続けるうちにそれが気になり始めて仕方がなくなり、結局ドラマを見るのが辛くなってしまった。

ドラマで辛かったこと

まずはじめに気になったのは映像の使い回しが多いという点。家族愛を表現したかったのだろうが、食卓を囲んで猪木のモノマネして笑っているシーンやマスコミに頭を下げているシーンは何回見せられたか分からない。重要シーンで出てくるならわかるけど、何か決断しようとするたびに出てくるので、途中から感情移入できなくなってしまった。
また、演技での表現が少なくて考えていることや感情をセリフで話しているシーンが多すぎた。「いや、ここでこんなことを言ったら・・・」「でもこの人は・・・」みたいな漫画だと四角く右上に出てくるようなやつ。
最後にこれは僕が見逃していただけかもしれないが、細かいポイントで情報が落とされている感じがして理解できないシーンが残ったまま進んでいたのが気になった。第一話で退場した三島千夏と佐野文吾が一緒に雪山行ったのなんでスルーしてんねんとか、そのお姉ちゃんを探しているシーンで翼くんがキョドってた理由とか。

漫画を一気読みした

そんなこんなでまとめ買いしてイッキ見した。
ドラマで辛かったことがすべて解消されて、どのシーンもドラマとの違いを比較したり答え合わせしたりしながら読めた。買ってよかった。事件に関する細かい考察やちょっと物足りない感じはしたけど、事件の全容が語られていないという設定だと思えば納得できた。
個人的には漫画のほうがテンポよくて変なテレビの演出が無いから良いと思っているが、妻は全く逆の意見だったので好みが分かれるかもしれない(ドラマのような感情表現が漫画にはなくて不満、絵が苦手など)。でも全10巻で起承転結しっかりしているので、色んな人に見てほしいなぁと思った。