一度読んでいた書籍の二回目。会社の期が変わり、それに伴い目標も変わり、自分のやるべき業務の性質が少し変わり、求められるマネジメントが変化し、そこの差分のキャッチアップのために読んだ。
一回目に得られたTipsで今でも覚えているのは、メンティーとメンター互いに互いを理解するためにも期待していることやフィードバックを素早く伝えること、相手が勝手に自分の事を理解してくれると考えないこと、というものだった。今でも意識していて、多少図々しくても自分の思っていることは上司に伝えるようにしている。結果1on1が有意義な時間になることが増えた。
今回はプロダクトマネージャー的ポジションとして必要なチームビルディングに役立つ知見を得ることを目的にした。なので前回読んだ1~3章に加え、人を管理することに言及してる4・5章や文化構築に関する9章も読んでみた。目的意識が違ったので、前回と着眼点が変わって新鮮だった。
役職問わずマネジメントする立場になったときに意識したほうが良さそうなもの↓↓↓
- アルファギーク(尖った人のこと)が自己評価を高いまま管理者として仕事をすると、最悪の管理者になり得る。謙虚になる
- プロジェクトマネジメントで必要なプロジェクト分割スキルは設計に役立つので、多くのエンジニアにとって有用になる
- テックリードは技術面とマネジメント面両方求められる。そこのバランスを見つけることが重要。呼ばれる会議全てに出席していたら時間が足りないので、自分で必要なものを見極めること
- 問題を見つけたら自分の力で解決することにこだわっては行けない。チームに伝えて、適切な人に任せることも重要
- プロジェクト管理は、継続する価値がなくなるまで考え抜くことが必要。楽しくないからと言って止めてしまうのはNG
- プロジェクトが完了に差し掛かったタイミングで再度全体の見直しをすること。デリバリ後に失敗が判明するのを避ける。最悪のケースを想定してそのリスクを解消あるいは対応可能な状況にしておく
- 管理に慣れない最初は、管理スタイルを身につけることを第一に取り組む
- 本当に対処すべき問題に取り組むこと。問題視しなくて良い問題を見極めるのが重要
- プロセスを当てはめるだけで解決する課題は少ない。課題に合わせた解決方法を模索する
- 技術的な意思決定をするためにも、全体のアーキテクチャを理解する
- 継続的なフィードバックを実施する。その内容は記録し、その後のフィードバックに活かす
- ルールを作るのは、個人の学習結果をチームに反映させること、その結果の透明性を維持することに寄与する