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主に日記

読書メモ 新しいLinuxの教科書

自分がモバイルアプリ開発者として仕事をする上でいくつか苦手な仕事があり、その一つがCI/CD環境の設定というものがある。なぜ苦手なのかずっと考えていたのだが、同僚にオンラインで画面共有しながら作業を手伝ってもらった際にシェルコマンドの理解度が低い事に気づき、この書籍を手にとってみた。

基本的な概念とか用語(シェル、プロンプト)の説明から始まり、CUIでのOS操作方法からスクリプトの書き方まで紹介してくれるため、少しずつ過去の記憶と読んで学んでいる内容のマッチングが進んで「これ進研ゼミで見たことあるやつだ!」的な感覚があった。

おかげで、今まではただの文字列の羅列にしか見えなかったシェルコマンドの多くが、なんとなく読めるようにレベルアップすることができた。

事前に学んだUNIXの考え方と対比して見ることもできたので、それも補完に役立った。

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特に印象に残っているのはこの4つだけど、それ以外の周辺知識もかなり今後役立っていきそう。

  • よく実行するsource ./.bash_profile の意味とファイル実行との違い
  • 標準入出力の概念とパイプの関係
  • シェルの変数宣言と参照方法
  • 正規表現

一度サラッと読んだだけで個々のコマンドを覚えたわけではないので、作業するときにはまだ細かく調べる必要はあると思う。それでも調べるための基礎知識を短期間で身につけることができたのが良かった。

Linuxの勉強をすることはシステム管理者やインフラエンジニア以外にメリットが少なそうだと思ってずっと避けていたけれど、これほど広い範囲で業務に役立つ知識が得られるのならもっと早くに勉強しておけば良かったと思った。