SSIA
英語に慣れることは今年の目標のひとつなので、簡単なところから始めている。
ひたすら単語の暗記をしたりTOEICの勉強をしたりするのは長続きしなそうなので、簡単な知識を仕入れて日々の業務に活かすことを試してみてる。今読んでいる本はその一環。
この本はタイトルの通り、SWEが業務でコミュニケーションする際に使いまわしが効く動詞を紹介している。それぞれの動詞は簡単なものばかりで、覚えるのはその単語が持つ重要な意味やイメージのみ。Do
やGet
など、知っている単語の(自分が)知らないニュアンスを使って日本語を英文にするときにどう考えるべきか、を学ぶことができた。今日Part1を読み終わったところであとはPart2と3が残っている。
Amazonの評価はそんなに高くなかったので読むか読まないか迷ったが、自分には合っていたようで得るものが多かった。
今まで自分がやっていた英作文のプロセスは、日本語→対応する英単語を調べる→それっぽく並べるというもの。この本を読んで、日本語→英文にしやすい文章に抽象化する
→抽象化された簡単な文節を組み合わせるというやり方にレベルアップした。抽象化するという感覚が今までの人生で意識したことが無いので、今後の人生の転換点になるんじゃないかくらい衝撃だった。RestAPIで利用されるメソッド名だったりプログラムの関数名に利用しそうな単語が多かったことで、ここ数年意識することが多かったソフトウェアの抽象化と似たような感覚をつかめたことが良かった。
今になって考えてみると、日本語は便利な動詞が多く、それ故細かいニュアンスを省いたハイコンテキストな会話が多めの印象。逆に、(本で紹介された範囲だけで考えると)英語は動詞や物事のシチュエーションのイメージを大事にしていて、それに対応する文章をちゃんと適用している気がする。そして、英語が母国語の人たちはその印象をもとに英語を学んできたから自然に話せるのに対し、文章や単語の意味にとらわれている自分のような人は意味がわからず辛いのだろう。外国人の人がありがとう
やすみません
が便利な言葉として面白がって覚えるのは、そういう万能な言葉が珍しいからとは聞いたことがあるけど、確かにそうなのかもなと想像できる。
というわけで、読む前後で自分が英文を考えて書くことに対する抵抗感が少なくなった。一昨年始めたとりあえずcommitログは英文で書く
の結果生まれている謎英文多い問題が少しだけ解決するかもしれない。最後まで読み切ったら、この30単語を使いながら読み書きの練習をしていきたいと思っている。