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主に日記

チーム改善に飽きてきた

一年くらい前から、所属するチームのルールやプロセスを整備し続けている。

元々は言われた要求を無批判に受け入れて頑張る(というか時間がないので他に考える時間が無かった)やり方だったので、アジャイル開発をしましょうと合意形成するところから始めた。

スプリントごとにチェックポイントを設けて会議時間を設定し、課題のライフサイクル定義、それをサポートするための自動化などを手を付けた。ざっと決めてしまって、徐々に改善して良いチーム体制を作っていければいいと思っていた。その後も定期的に課題を見つけに行き、少しずつ自動化やコミュニケーションミスの原因を取り除いてきた。

しかし、課題を見つけるということ自体苦手な人が多く、それをきっかけでチームを改善するということが運用に乗らなかった。運用に乗らないので、意図をもって設定した会議もただの状況確認となってしまい、意味が薄れていった。

今日の会議で、意味のない会議自体をなくしたほうが良いんじゃないかという(Nヶ月ぶりM回目の)意見を聞き、改善を続けて良いチームを作るという大前提が全く浸透していないことを理解した。これまでの努力の方向性が見当違いだということも痛感し、若干心が折れた。

元々組織やチームを良くするという活動が好きなわけでもなく、ただそれによって楽になると信じていた。しかし、蓋をあけてみると問題を認知して、それを解決するためにストレスを抱えて一人で苦しみながらアクションする、ということを繰り返しているだけで何も楽にならなかった(上司はそのへんを評価してくれていたのだけが救い)。

なので、ちょっと組織や人に関する話からは距離を置こうと思う。そして、そもそもの課題である必要な意思決定をできる人材がいない、というところにフォーカスし、自分が物事の判断に関わっていこうと決意した一日だった。