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主に日記

映画「EUREKA」を見た

eurekaseven.jp

Googleのポイントが余っていたこともあって、消化がてらに見た。ハイエボ1と2は映画館で視聴済み。今作はコロナもあって行けなかった。

見るまで事前情報を見ないようにしていたが、どうしても視界に入ってくる情報はある。そのためあまり評判が良くはないというのは知っていた。ハイエボ2で大きなメタ構造を入って路線変更があったのが新鮮で、どうやって終わりに持っていったのか個人的にはずっと気になっていた。

以下感想

  • (自分的にあるあるネタだけど)映像作品の内容をずっと覚えている事自体稀で、前作のストーリーの細かい描写を忘れていた。6人組のユニットとの関連が思い出せず、序盤はそこに意識を持っていかれた。ちょっとぐらい設定のフォローがあっても良いじゃんとは思う。
  • ロボットがスノボーしてシャシャシャって飛んで、ミサイルをドババババって発射して対決するのがエウレカセブンだと思ってたので、ちょっと期待値がずれた。今作はエウレカエウレカによって生み出された人たちの一生を見届ける作品だった
  • 映画単体で見たら、説明が不足しすぎていて理解が追いつかず、よほどマニアで設定を覚えていない限りは消化不良を起こしそう
  • 考察記事を読んで行間を補完した上でストーリーを思い返すと、シリーズ全体としてのプロットはかなり良かった気がする。EUREKAの話は2作品に分けて、集大成としてもっと丁寧に描いてほしかった。それだけのポテンシャルはありそう。大人の事情で難しかったのかもしれないけど。
  • 作画がイマイチで気になったけど、これは予算の都合もあるししょうがないか
  • エヴァとか逆シャアとかのオマージュは(偶然なのか意図的なのかはよく分からないけど)、個人的にはもっと別の見せ方をしてほしかった。辺に重なる部分があったせいで、物語と関係ないところに意識が向いてブレた感じ。
  • 最終的にレントンと出会ってエウレカが生涯かけて求めた幸せに到達できたのは、どうせそうなると分かっていたけど嬉しかった。結局ハッピーエンドが良い。

見たから感動するとか物語として完成度が高いわけではない。それでもシリーズ物として広げた風呂敷をいい感じにまとめているし、過去にエウレカセブンという作品に触れたことがあれば、思い出に区切りをつけられる。そういう意味で言うとオススメできる良い映画だった。