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主に日記

「これからはじめるFigma Web・UIデザイン入門」を読んだ

UIデザインは専門性が高いので基本的なところ以外はデザイナに任せたほうが良いと思っている。なので極力デザインツールについて調べることを避けてきた。ちゃんと作るのであれば、Flutterでモック作ったほうが早いだろうし。

最近プロダクトマネジメントをするようになり(PdMではない)、コーディング以外のことをする時間が増えた。最初はテキストのやり取りが中心だったが、ようやく全体像が固まってきた。そうなると次のステップとしてUI領域の話が増えてきて、ビジュアルで語りたいのにその表現手段が無い!というストレスを感じていた。

モックの開発でも良いのだけど、設計や技術観点で気になるポイントが視界に入るので微妙に生産性が上がらない。コミュニケーションに使うにはちょっと遠回りしている感があるし。

書店で平置きされているのを見て、自分の知識の無さがボトルネックになって変なやり取りが発生するくらいなら一度読んでみるかぁ・・・という気持ちになり、さらっと読んてみた。

ここまで前置き。

感想

タイトル通り、かなり初学者向けに作られている。

他のツールの利用経験で使い方をある程度想像できそうな機能に関しても、ページが割かれている。かなり一般的であろうデザイン作成のプロセスだったり、コンポーネント作成における考え方みたいなものも、過去に何らかの開発経験があれば知っていそうだなという印象だった。

とはいえ自分はUIに関する書籍を読む機会は少ないので、このくらいの難易度でちょうどよかったかも。得られる情報量が多くない分、知りたいポイントにメモリを使うことができた。気持ち的には、知っていること9割・知らなかったこと1割くらい。金額効率は高くないけど、読むハードルが低くて時間効率・記憶効率は高いイメージ。本業じゃない人がツールを触る敷居を低くするためには、丁度良いバランスの本だと思う。